〜SOS! ひめゆり部隊を救出せよ!〜
2日間公演 完全ドキュメント
PART1   8TH結団式!そして、シナリオとの戦い!
今年はなんだか忙しい体であった・・・・なんか知らんけど芝居がらみの出演依頼が多かったのである。ガテンの「りゅうとぴあ」進出、そして謙信公大橋開通記念での生放送コント。この2つが特に大きなプレッシャーのかかったイベントであった。他にも港町盆踊り大会やら、NPO関係やらでなんだかガテンも売れてきたなあと、ほくそえんでいたのはいいが、その後に控えているスタートラインの戯曲構想まで頭の栄養分が行き届いていない状態が、後に尾を引く状態になるとは、このりゅうとぴあ公演終了後までは気づいていなかった・・・・この7月半ば時点で、頭使い切ってたのである!!!それとともに今年の夏は異常だった・・・雨が毎日降ってた感じだった・・・一見そんなこと関係あるの??・・・と思うあなた!それが大アリなんですわ!なんてったって、私の職業は屋根屋・・。雨降ると合羽着てでも現場へ立ち向かわなければならず・・・・・・まだ春や秋冬ならあきらめもつくけど、なんで夏に合羽やねん!!!!蒸すわ〜!体中汗と雨とみたいな日多かったですわー!今年はほんまに・・・・かといってビール指数高くなるような暑さじゃないんですわ、これがまた・・・むしろ今年は涼しくて涼しくて・・・・とにかく、体力的にくたびれてましたわこの夏は・・・・夜すぐ眠くなっちゃって寝てしもうたんですわ・・・・9時くらいに・・・・毎日・・・・子供化してましたわ・・・盆くらいまで。しかし!時はまったなし!今年度も荒木先生がまとめ役でスタートラインを結成したいとの守男先生からのお電話あり!よし!と気合を込めて7月31日、今日この日からまさしく始まるスタートライン8THのスタートラインについたのでありました!!
さて、今年はいろんな出来事がありました・・・
アメリカ・イラクの戦争・長崎の駿ちゃん事件・沖縄の集団暴行事件・池田小学校の宅間被告の判決、いたずら目的の小学生誘拐事件・通り魔殺人など、細かいのをあげればきりがありませんね・・・それくらい、いやなニュースが上半期は多かったです・・・私は毎日ズームインスーパー見て出勤するんですけど、テレビの見方が「今日は殺人事件あるかなぁ・・・・」という気持ちでトップニュースを見ている自分にふと気づき、「まいったなあ・・・」と我に返る自分を感じたことがありました。麻痺してるなあと感じたのはこのときですかね?荒木先生も同じこと言ってたのが印象に残っています。花子が「麻痺してないよ・・・私たち。」・・・・・その裏返しのセリフの意味をよーく考えてみると、背筋が寒くなる意味になるなーって改めて思いました!2003年のこの状態に麻痺しないでください!皆さん!!!
円陣を組んで気合入る!掛け声は「次元」高橋くん!
構想は何年か前からおぼろげにあったことはあったんです・・・「ひめゆり部隊を城北の生徒と交わらせてみたい・・・」しかし、このテーマはドーンと重いものになることは何気にわかっていたし、ある意味タイミングを計っていたのかもしれません・・しかし、実際戦争が起こり、命の尊さが叫ばれるようになった今・・・まさに今しかない!今年しかないやろ!みたいな、ぐつぐつと体中の血液が沸騰してきたような感覚に!その時・・・耳の奥に聞こえてきた曲!!低音のドラムのリズムで始まるイントロ!そのイントロに痛烈に感じさせる「挑戦者たち」のイメージ!ひめゆりの女学生を必死になって助け出そうと戦っている城北の生徒たち!その映像が脳裏にふぁーとよぎりました!「これや!」みたいなズッポシきた曲!それこそが、中島みゆき「地上の星」・・まぎれもないNHK「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」のテーマソングだったのです!・・・・そして、もうひとつ。最近のJ-POPを賑わしてるのが、沖縄出身のミュージシャン。この1年でブレークしたシンガーでは、元ちとせをはじめ、夏川りみ!もちろん、DA PUMPやケミストリー、HIRO、安室etcまだまだたくさんいますけど、「涙そうそうは超ロングヒットを飛ばした曲であります!もとはBEGINの曲をカバーで歌った夏川りみ。もうこの唄は夏川りみの声じゃないと、聞けない!みたいな感覚ですよね。でも、シングルカットバージョンではぐっとこないなあ・・・と思っていたとき、たまたま借りたCDに沖縄現地語バージョンが入っていて、これを聞いて鳥肌が!!「これを探していたんだ!」みたいなときめき!泣けるんですわ・・・あの声と生ギターとのハーモニーが・・・・。今回は舞台が沖縄ということで、舞台全面に沖縄アイランドミュージックを取り入れたいというコンセプトが、台本書きより重要と踏んでましたんで、まずしっくりくる音源をさがしまくりました。その中から、何かいいイメージが沸いてくるであろうと・・・そんなとこ、TUTAYAのレンタルコーナーで沖縄特集を発見!目ざといとこを全部借り、聞きまくったわけです!そこで出会ったのがまたまた夏川りみの「花」。もとは喜納昌吉の唄ですが、いろんな人がカバーしてる曲で、5THのときに石嶺聡子のカバーを使ったんですが、これよりも夏川りみのはもっと泣けるバージョン!アカペラから入ってくるフレーズには、悲劇のクライマックスでBGMにはこれしかない!みたいな出会いでありました!この2曲との出会いはイメージを大きく膨らませてもらえましたが、逆に使いたい曲が一杯出てきてどこで使うべきか迷う曲も出てきました。まずは、ご存知THE BOOM「島唄」!これはワールドカップでもアルゼンチンのあの人(名前忘れました)が唄って一躍日本のイメージソングみたいになった曲。それと、BEGIN「島んちゅぬ宝」「竹富島で逢いましょう」森山良子「さとうきび畑」チャンプルーズ「ハイサイおじさん」など、まああげたらきりがありません。たまたまFMから流れてきた、はてんまかおりという女性沖縄シンガーの「花」がライブバージョンで流れてきたとこがあって、もう背筋がゾクッとくる歌声でぜひ使いたかったんですが、残念ながらCD版ではそのアカペラな雰囲気がなくやめたのもありました。今回はほんとBGMにはこだわりをもちたかったんで厳選して使いました。結果、「島唄」はタイムスリップする音に混ぜた使い方、そしてBOOMの代表曲「風になりたい」をダンスナンバーに、BEGINは迷ったけど結局オリジナルの「涙そうそう」1曲のみを転換時に、元ちとせの「いつか風になる日」をひめゆり部隊登場のシーンに、「ハイサイおじさん」は第一場のツッパリ同好会登場にと、はめていきました。ここで浮いたのが、「さとうきび畑」・・・メロディラインがややメジャーコード進行のため厳しいかなと思っていた矢先、明石屋さんま主演「さとうきび畑の唄」というドラマが放送あり、8TH楽屋裏にも書いたとおりこれ使わなきゃ沖縄語れない!と思い、ルパンアイ子のシーンにて挿入!沖縄ソングはこのへんで固まってきたわけですが、今ひとつクライマックスで使いたい決定打的な曲が浮かんできませんでした。
今回の芝居のもうひとつのテーマソングとも言える「世界にひとつだけの花」・・・ご存知SMAPの今年度大ヒットナンバーですが、当初はこれをメインタイトル的なオープニングナンバーにするつもりでありました。しかし、なんとなくこれが主題でないような気がしてきて、あくまでワンシーンのダンスナンバーでいこうと変更しました。この歌の持つ力は充分今の中学生たちが感じてるんでないかな?と思ったからです。さてそこで、もうひとつ構想にあった曲はジョンレノン「イマジン」。この曲を使うべきか使わざるべきか正直悩みました。というのもこの曲のイメージは「反戦」の代名詞的であるからです。アメリカ同時テロ事件が発生したとき、アメリカのテレビ局はこの曲を放送することを禁止したというほど(アメリカは「報復」という名の戦争をしたかった?・・・)メッセージ性の強い曲。この曲を使えうるまで演劇集団の意識を高められるかな?という不安もありました。戦争というものに対する気持ちがないまま、「イマジン」を流すことは、単なるかっこつけ的な中身の無い演劇になる可能性を持っていたからです。正直ジョンレノンを好んで聞いたことは無かったので、レノンの思想や行動など何気に探っていました。「LOVE AND PEACE」・・・この言葉はこういうことだったんだなあと初めて知り、「レノンレジェンド」というベスト盤を聞いたとき、強烈に飛び込んできたのが「LOVE」と「HAPPY CHRISTMAS」!2曲とも聞いたことはもちろんあったんですが、ああ、これやなみたいな胸を打つ感じで聞けたのはもちろん初めてでありました。ほかにもStarting overも入れたかったんですが、使えるシーンは出てきませんでした。「LOVE」は稽古ではじめて流したとき守男ちゃんが「やられた・・・」と思ったというくらいズッポシきました!もうひとつ知らなかったのが「HAPPY CHRISTMAS」も反戦の歌であったんだということ。コーラスの最後の方には子供の声で「WAR IS OVER」と合唱してくるあたり、クリスマスと反戦というなんともいえない微妙なリンクがこの唄の持つ力なのでしょう!とにかくレノンをBGMで流したいと思えば思うほど、8THメンバーの戦争に対する意識を深めなくてはならない!と誓った瞬間でもあったのが、「レノンレジェンド」を聞きながら発泡酒を傾けた私マル丸山のひとときなのでありました。
マル丸山の10年前と10年後を比較してみてください・・・・年取りたくないですわ・・・ほんまに
さて、話が横道にそれてしまったので、またまたスタートラインへ!今年は一体何名の生徒さんが参加するのだろうと、ワクワクドキドキのこの結団式当日!予想はしていたものの、圧倒的な女子!隅っこの男子!ここ何年もの傾向ではありますが、男子もう少し欲しいなあというのが本音ではありましたが、それでも参加を決意した男子はエラい!結果、男子6名女子15名の役者21名!後に裏方スタッフが女子5名参加で計26名のスタートライン8thが結成されたのでありました!今年は昨年の2時間を越えてしまったという反省を踏まえ、ダンスをすこしピンポイントにしぼり、タップを今年は見合わせ、そのかわり合唱をふやし、ヨサコイ新曲にチャレンジしようと構想は固めました。ヨサコイの新曲は、たまたま1st蟻坂の勤め先の人がヨサコイサークルをやっていて、その方から振り付けを依頼された曲がこの曲!TAKIO,S SOHRANの新バージョンといった感じで、俺的には嵐が吹いているイメージが沸いてきたので、そんな振り付けにしてみたところ、結構気に入っていただいたので、それをスタートラインに応用して今回の振り付けにもって行きました!初日は顔合わせも早々に済ませ、早速「世界に・・・」の振り付け開始!8月はヨサコイ、風になりたい、そして新たにオープニングダンスナンバーになにか渋い曲を選択したいと思っていたところ、沖縄が返還された1973年ごろはディスコナンバーが流行してたなと思い、なんかいいのないかなと探してたら、ABBAが出てきましてもうこれや!と思い一気に「DANCING QUEEN」で決め!合計4曲振り付けを進めていきました!女子が振りの飲み込みが早く、特に「風に・・・」はみんなが楽しげに踊ってるのを見て、この曲はいいサンバだなあと思ってこっちも楽しくなりました!さて、振り付けは順調にいったのですが、問題は芝居!そして台本!今年は城北公演の日取りが例年より早く、10月31日に決まっているため、急ピッチで製作していかなければという、まさしく時間との戦いもありました!そのため、台本完成の目標を9月15日と定めました!もう8月頭あたりから書き始めたかったのですが、まだ8THのメンバーの個性がわかっていないうえに、登場人物のイメージがひめゆり部隊以外わいてこず・・・・結局例年通り、お盆休み最終日からの書き始めでありました。当初沖縄に修学旅行に来ている城北中がタイムスリップする予定だったんですが、なんか物足りなくなり、ならばいっそのことぶっ飛びにしちゃえ〜!という安易な(?)考えで掟破りのアニメキャラ投入!「ルパン」、「五右衛門」、「次元」、「ゼニガタ」という、とてつもないキャラ設定の「城北ツッパリ同好会」結成!!??おまけに「ドラえもん」、強かった「阪神」、つなぎ着てる「親方」なんていうやつまで入れたくらいにして・・・・その対抗馬にダイヤモンド大好きキャピキャピギャル軍団という設定の「城北お宝研究会」というこれまたわけわからんキャラ設定!!!??そこにたこ焼きやの「ハチローじじい」と孫の「ポン太」(仲町にあるスナックの「ボン太」のネオンがやけに眼に焼きついていたので、そこから・・・)、そしてあべこべの言葉をしゃべる「花子」という奇妙な沖縄現地人をブレンド!ミキサーにかけ、出た答えがX地点に眠る100億カラットのダイヤモンド「城北の華」を探し出すべくたどりついた城北中生徒たちのいわば「宝島」的なオープニング原稿になってしまっていた!!??おまけに「変な人形」がタイムマシンだったというこれまたハチャメチャな展開・・・。次の日読み直して思わず冷や汗が・・こんなんでいいのか・・・・!!!!まさしく、今年前半の頭栄養不足が、とてつもないベタな登場人物を産み出してしまったのである・・・・。
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